ヴォーリズ、吉田悦蔵、チェーピンの3人で「ヴォーリズ合名会社」を設立 |
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1910年(明治43年)、ニューヨークで同じ「海外伝道学生奉仕団」出身のヴォーリズと出会う。吉田悦蔵の母から資金調達をしてもらい、ヴォーリズと共に建築設計の仕事をするために来日。そして、ヴォーリズ、吉田悦蔵、チェーピンの3人で「ヴォーリズ合名会社」を設立。後に加わるヴォーゲルらと共に、明治期5年間だけで50件もの設計監理を行った。注文を受け建物の計画を立てるにあたって、ヴォーリズと共に何度も何度も検討を重ねた。 また、この時代はまだ建築士制度はなかったため商業学校を卒業した吉田悦蔵や村田幸一郎をヴォーリズ、ヴォーゲルと共に指導し、建築設計者として育て上げていった。 ヴォーリズ建築事務所では、毎朝8時に仕事にかかる前に全員が製図室に集まり、朝の祈祷会をする習慣になっていた。その祈りをもって、各自が神様の愛に触れ、感謝し、人の心を生かす建築設計を行ったのである。 |
当時の建築事務所の内部の様子 |
近江ミッション ヴォーリズ設計事務所 近江セールズ株式会社 |
ヴォーリズと共に作り上げた建築 |
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関西学院神学館(神戸)/1911年 非現存 |
吉田邸(近江八幡)/1912年 | 洛陽教会(京都)/1912年 非現存・改築 |
池田町西洋館通(近江八幡)/1912年 吉田邸・ウォーターハウス邸 |
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