明治38年(1905)2月2日、寒風吹きぬく近江八幡駅に一人の米国人青年が降り立った。その名はウィリアム・メレル・ヴォーリズ、24歳。

昭和39年(1964)、83歳の生涯を終えるまで、彼は近江八幡市に留まり、キリスト教伝道とその主義に基づく社会教育、出版、医療、学校教育などのすばらしい事業を続けた。
そして、これらの事業を経済的に支えるべく、吉田悦蔵や村田浩一郎をはじめとする新生近江商人たちをはじめ、多くの人々と力を合わせて、建築設計会社とメンソレータム(現メンターム)で知られる製薬会社などの企業活動を全国展開していった。
彼の数々の足跡は今なお多くの文化遺産として我々の生活の中に息づいている。

『日本人を越えたニホン人
―ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』より


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