ヴォーリズの足跡とその仲間たちが遺した事業

キリスト教伝道とその主義に基づいて様々な分野における活動を行ったヴォーリズ。各分野における事業とその活動を紹介します。

メンソレータム(現・近江兄弟社メンターム)との出会い

設計事務所の発展と相まって、建築に必要な建築金物や家具、照明器具、ステンドグラス、ハモンドオルガン、ピアノ等にいたる幅広い輸入を盛んに行うようになった。
これらの輸入会社として設立されたのが近江セールズ株式会社(現・株式会社近江兄弟社)である。家庭保健薬として日本中に普及した「メンソレータム」は、米国実業家A.A.ハイド氏(YMCAの強力な支援者)がヴォーリズの働きに共鳴して支援のために提供したものであり、後の近江兄弟社の事業を支える大きな柱となった。現在は「近江兄弟社メンターム」の名称で順調に事業が続けられている。



   

ハイド夫妻
メンソレータムの発明者A・A・ハイド氏(左)。ヴォーリズとは非常に深い親交があり、終生ヴォーリズの強力な後援者であった。

 
現在の近江兄弟社メンターム
 
医療活動の展開

参考文献・出典

  • 『日本人を越えたニホン人 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(編集 株式会社山田プランニング びわ湖放送株式会社)
  • 『W・メレル・ヴォーリズ 近江に「神の国」を』(奥村直彦 日本キリスト教団出版局)
  • 『失敗者の自叙伝』(一柳米来留 湖声社)
  • 『近江の兄弟』(吉田悦蔵 近江兄弟社)
  • 『Vories Academy ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(NPO法人 ヴォーリズ精神継承委員会)


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