ヴォーリズの足跡とその仲間たちが遺した事業

キリスト教伝道とその主義に基づいて様々な分野における活動を行ったヴォーリズ。各分野における事業とその活動を紹介します。











二つの母国の架け橋として



終戦直後のヴォーリズの日記
1983年(昭和58年)10月31日、東京新聞は、「終戦直後に天皇とマッカーサー元帥の会見のためにヴォーリズが大きな活躍をした」という内容の記事を報じた。これは米国の大学教授ムーアの論文を発表する形で次のように報じられている。
「ウィリアム・M・ヴォーリズ師はマッカーサー元帥を訪ね、天皇処遇問題で近衛文麿元首相と会談するように仲介工作の労をとった…」(当日の『東京新聞』より抜粋)
(実際には近衛元首相からの依頼でヴォーリズが尽力したことは確かであるがマッカーサー元帥と対面した事実はない)




   

三笠宮殿下と満喜子夫人(1961年/昭和36年)
提供:近江八幡市立図書館
ヴォーリズのアルバムの中には皇室に関する写真が多い。特に三笠宮殿下や高松宮殿下は何回か近江八幡に来られている。しかし、詳細については記録が少なく、今後の研究課題である。

 
義宮殿下(現・常陸宮)とヴォーリズ(年代不明)
提供:井上百合子
 
   

社会公共事業に対する功績により藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を受ける(1954年/昭和29年)
提供:(学)近江兄弟社学園


 
病床にあるヴォーリズを見舞われる三笠宮殿下(1961年/昭和36年)
提供:井上百合子
 
近江八幡名誉市民として永眠

参考文献・出典

  • 『日本人を越えたニホン人 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(編集 株式会社山田プランニング びわ湖放送株式会社)
  • 『W・メレル・ヴォーリズ 近江に「神の国」を』(奥村直彦 日本キリスト教団出版局)
  • 『失敗者の自叙伝』(一柳米来留 湖声社)
  • 『近江の兄弟』(吉田悦蔵 近江兄弟社)
  • 『Vories Academy ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(NPO法人 ヴォーリズ精神継承委員会)


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