ヴォーリズの足跡とその仲間たちが遺した事業

キリスト教伝道とその主義に基づいて様々な分野における活動を行ったヴォーリズ。各分野における事業とその活動を紹介します。











医療活動の展開


1918年(大正7年)開院
かねがね療養院建築を計画していたヴォーリズではあったが、この建設を急がせた理由に一つのエピソードがある。それは遠藤観隆(えんどうかんりゅう)という若い仏教徒がキリスト教徒に改宗し、ヴォーリズ建築事務所で働いていたが、設計の才能を発揮し始めながらも肺結核で死亡、ヴォーリズを大いに悲しませたことである。
1918年(大正7年)肺結核の療養所として「近江療養院」が開設された。




   

新生館
『ヴォーリズ建築事務所作品集』より

 
近江療養院五葉分館
(1918年/大正7年)
『ヴォーリズ建築事務所作品集』より

 
   

現在のヴォーリズ記念病院 正面入口
近江療養院は現在「ヴォーリズ記念病院」と名前を変えて総合病院として健在である。

 
ヴォーリズ老健センター
医療活動に対するヴォーリズの志はますますその輪を大きくして発展しつつある。
 
教育活動の展開

参考文献・出典

  • 『日本人を越えたニホン人 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(編集 株式会社山田プランニング びわ湖放送株式会社)
  • 『W・メレル・ヴォーリズ 近江に「神の国」を』(奥村直彦 日本キリスト教団出版局)
  • 『失敗者の自叙伝』(一柳米来留 湖声社)
  • 『近江の兄弟』(吉田悦蔵 近江兄弟社)
  • 『Vories Academy ウィリアム・メレル・ヴォーリズ』(NPO法人 ヴォーリズ精神継承委員会)


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